出会いセンター うすぼんやり煙草吸い日記

うすぼんやり煙草吸い日記


06/05/08

いつのまにやらGW終了ー。
小売り業で煙草銭稼いでる身としてはGWなんてただの繁忙期に過ぎないのですが、
それでもその合間を縫って適当に遊んできました。
久し振りに浅草に行き、
観音温泉でウハウハザブーン→駒形どぜうでドジョウで一杯→神谷バーで電気ブラン
というゴールデンな酒呑みコースを堪能して参りました。
あんまりおいしかったので写真取り忘れた。
駒形どぜうは味だけでなく店の雰囲気もよくて「猫ファミオススメの鄙びた名店 vol.15」
なのですが、未だちゃんと紹介してませんな。
今度行ったらちゃんと写真撮って「ここすっげーいいぜー」と紹介したいと思いますです。
そんな感じで酒びたりなGWでした。いつもの通り。

でもってあとは普通に働いてました。基本、優良不健康労働者です。
とある深夜のこと、仕事終わった後のいろいろで休日の深夜の街を愛車チョイノリで、
ブーブーと走っていたときの話。
片側三車線の広い道にはどういうわけか自分しかおらず、大きな橋に差しかかった時も、
大通りを独り占めでした。
空気も生暖かく、今年初めて薄着でバイクに乗ってるいつもと違う不思議な感覚。
普段ならばはじっこをのそのそ走っているのだが、そんな状況なのでど真ん中。
いつもと違う視点。
道の両脇に等間隔に立つ街頭もシンメトリーに見えてくる。
やがて川幅の広い橋に差しかかる。長い長い直線。
視界に見切れる空間は漆黒。背景は完全に消え失せ、バイクの滑る道路と、
通り過ぎてゆく街頭だけの単調な風景。あいかわらず自分一人が走っている。
なんで他に誰もいないんだ?
メットの中のイヤホンからは石野卓球のゆるーいトランスが流れてくる。
身体には昼間の労働のおだやかな疲労と深夜特有のけだるさ。
道路の継ぎ目と両端の街頭だけが飛んでいく様に流れる。
どこまで続くのか判らない深夜の大橋。
なんかトンネルの中走ってるみたいだなあと思っているうちに、
対象物がない重い空気の中を走っていること自体がなんだか妙な気がしてきた。
これってホントに走ってるの? ホントは止まってるじゃないの?
それともホントは亜光速で巡行中なんじゃないだろうか?
いやもしかすると前に進んでるようにみえて徐々に後退してるのかも知れない。
そんな妄想がガンガン広がっていく。
やべえ変なゾーンに入っちゃったみたいだぞ。
これは現実の風景なのか? 夢の出来事なんじゃないのか?
一端止まってみるか? あるいは横転すれば現実に帰れるかもしれない……。
と、さらに混乱してきたところに後ろからゆっくりとチョイノリを抜き去っていく黒い影が。

自転車でした。

これで一気に現実に戻りましたとさ。
いや、もちろんママチャリなどではなくきっちりとしたロードレーサー。
乗っている人もがっちりとメットまでしたフル装備な自転車乗りさん。
おいらのバイクはチョイノリという自他ともに認める「公道で最も遅い乗り物」
コンディション次第ですが、現在は40キロちょっとが最高時速です。
気合の入った自転車乗りならば抜かせないことはない速度。
で、でも流石にホントに自転車に抜かれたのは初めてだ!
しかも自転車乗りさん、あきらかにこっちを意識していて、
チラチラとマリオカートばりに後ろを見つつ、そのまま40キロ巡行。
こっちはこっちでフルスロットルで40キロ。抜けねえ。
あの奇怪なゾーンはいつのまにやらどっかにいってしまい、
そんなこんなで数百メートル自転車乗りさんと並走しました。抜けねえ……。
その後、徐々に交通量も増えて行き、橋を渡り終え、最初の信号で捕まる頃には
いつもの街が戻ってきました。
なんだったんだ?
その信号で自転車乗りさんともお別れ。

えー本気で公道最遅のマシン乗りのようです。
なんびとたりと俺の後ろは走らせねえぜ!
(言ってて哀しくもありかわいくもあり)


06/05/29

えー。
あいかわらずの煙管吸いでございます。
すっかりベランダでの深夜の喫煙も気持ちの良い時期になりまして、
深夜なんかに真っ暗で音だけが聞える雨を見たり見えなかったりしながら、
うすぼんやりと煙をくゆらす快楽は、まあ喫煙習慣のない人には理解されないでしょうが、
これはこれで換えられない楽しい楽しい時間だったりします。
こちらとしても結構、気をつかってますし、マナーやルールも守って行きますんで、
どうか嫌煙家の方々、もうちょっと、その、弾圧の手をゆるめてくれませんかねえ。

酔っぱらいの不覚で3本持っている愛用している煙管のうち、2本を紛失。
まあ1本でもありさえすれば問題はないとも言えるんだけど、
普段の持ち歩き用とは別にやっぱりお家用があったほうが便利。
せっかくなんだしこのあたりで骨董な煙管に手を染めようと思い立つ。
つーことで前々から「あそこは煙管取り扱ってるな」と目をつけていた骨董品屋にいって、
店番のおばちゃんに不審そうに見られつつ、物色。
手頃な値段で売っていた長煙管をゲットしました。
飼う前から「これ長過ぎるかなあ」と思ってたけど、
お家で今まで使っていた煙管と比べてみると、やっぱなげえええ。

30センチくらいはあります。武器に出来そうな長さ。
こりゃよく時代劇で花魁が「あちきもいやでありんす」とか言いながらぷふぁーとやる奴だなあ。
とてもじゃないけど長過ぎて持ち歩くことは不可能。
完全家用決定ですな。
ちょっと変なの買っちゃったかなあと思いつつ、刻み入れて一服。
ぷはー。

( ゚Д゚)y――┛~~
う、うめえ!
煙管は長いほど煙が冷えてマイルドになるという理屈は知っていたけど、
確かに今まで使っていた煙管よりも味が良くなっている! ……ような気がする。
外に持ち歩いて人前で使うのには微妙だけど、これはお家用としてはいいかも。
そう考えたら、お家用の煙草セットをちゃんと組みたくなってしまい、
そのままの勢いで100円ショップまでバイク飛ばして、適度な大きさの籠と、
お香用と思われる陶器の灰入れを買ってきて、簡易な煙草盆を組んでみる。
煙草盆というのは喫煙諸道具一式がコンパクトにまとめたお盆みたいなもんで、
紙巻きみたいな手軽さがない煙管には必要不可欠な道具。
時代劇に出てくるあれです。あれを適当に今風にアレンジして作ってみる。
じゃーん。

安っぽいけど、なんか一揃いになっていい感じ。
右側のタッパーは刻み(葉っぱ)が入れてある。
左側がその100円ショップで買った瀬戸物の灰皿。
今まで缶の平たい灰皿を使っていたけど、こーいう縁のある瀬戸物のほうが、
灰を落とす時のコンコンが出来て気持ちが良い。
手提げだから、これもってベランダ出たりするのには便利だ。
むむ、こうなると100円ライターで火をつけるのは味気なさ過ぎる。
せっかくお家で使うんだ。利便性を排除してちよっと変わった火付け道具を使いたい。
というわけで今度はいきつけの喫煙道具屋さんがある新宿まで雨の中GO!
散々迷った挙げ句、値段的にも手頃なオイルマッチを買ってくる。

オイルマッチというのはオイルを注入することによって半永久的に使えるマッチ。
ボディーも軸も金属のメタルで♪
↑井上陽水の名曲ホテルリバーサイドの節で。
関係ないけど「金属のメタル」って歌詞は非常にパンクだと思う。メタルだけど。
おっと横道にそれた。とにかくオイルマッチ。
マッチなのにメタルというのはパンクだと思う。メタルだけど(←気に入ったらしい)
ぶっちゃけ持ち歩きの点火道具としては不便だけど、お家で使うには十分。
つーか不便、むしろあり! 味気ありすぎ!

とりあえずそんなこんなで一応、お家用我流煙草盆セットを組んでみた。
これを持って、ベランダに出ると外はいつのまにやら雷雨。
まあホントの様式からすると灰皿使っているような瀬戸物の奴は、
炭を入れて火をつけるのに使う「火入れ」として使うべきで、
ホントの灰皿は、灰落としといって筒上の竹ものを使うので、
これは似てる様で全然煙草盆じゃない。(参考:正式な煙草盆の構成→
ていうかそもそもお盆が木製じゃなくて籐籠な時点でションボリだし、
いくら加湿が必要だからって刻み煙草入れているのがタッパーというのは如何なものか?
うーむ、やはり代用などしないでお盆ぐらいはちゃんとしたものが欲しくなってくる……。
刻み入れも少し何か考えた方が良さそうだ。
などと広がる妄想。
うはー煙管趣味は金かかってしかたねえ。

ついでなんで喫煙話をもうちょっと続けてみる。
来月から都内の銭湯が一斉値上げだそうです。
ここ数年であいかわらず銭湯は減少の一途で、ついに都内では1000件を割ったとのお話。
まあ値上げはやむなしかなあというところはありますが、おいらみたいな銭湯好きで、
気が向いたときにのみうすぼんやりしにいって、そのあとのビールを楽しむ目的のお客ではなく、
普段の生活の必需としての銭湯の利用者としては辛いところではないでしょうか。
まあそんな新聞記事を眺めながら「なんだかなあ」と思っていたところ、
「なお来月より都内の銭湯は完全禁煙となる」との記述発見。
むむむ。
むー確かに最近の喫煙を巡る動きからして、なかなかに自由に喫煙できる場所は減りつつあり、
不特定多数の人間が集う公共の場としての銭湯が禁煙になるのはしょうがないことかも知れない。
でもなあ。
いやさ、銭湯で湯上がりに吸う煙草ってホントおいしいんだよ。
湯上がりに体を拭いて、籐かなんかでできた椅子にどっさりと身体預けて、
それから思い立って、ロッカーに自分の荷物をとりにゆく。
財布と煙草一式を取り出す。で、番台からコーヒー牛乳かなんか買うわな、
グビグビーと二、三口コーヒー牛乳を喉に通してから煙草に火をつけてゆっくりと煙を吸う。
天井に向かって煙を吐く。銭湯特有の高い天井に紫煙がのぼっていくのをうすぼんやりと眺める。
そーいうのが実においしいし気持ちが良かったんですがねえ。駄目ですか。
そういや歩き旅行んときに入った熊谷の銭湯は口を開けたマイルドセブンが、
脱衣所の応接テーブルの上にいくつか置いてあって「ご自由にお吸い下さい」だったなあ。
おっさんたちがそこ陣取ってだらだらと雑談してたなあ。
ああいう地域密着なサービスも駄目になるわけか。
んーまてよ、そうするとあの観音温泉の味のある灰皿も使用不可になるのか。
あそこも風呂上がりに職人な入れ墨バリバリのじいさんに混じって煙草吸うのが良かったのになあ。

ここ数年でホントに煙草の吸えるところが少なくなってきてまいりました。
最近じゃ建物内完全禁煙の場所がほとんどで、我々喫煙者はどこで煙草を吸っているかというと、
雨ざらしの駐車場や物置のような場所で、うすぼんやりと煙を吐き出しているわけです。
仕方ない。
仕方ないんだけど、なんだか淋しいもんです。
身体には悪いし、他人にゃ迷惑かけるし、火事の原因にはなるし、環境もぶっ壊す。
百害あって一利なしなどよく言われる喫煙でありますが、
この世界の成り立ちなんて利益のあるものよりも害のあるものばかりで構成されているわけで、
喫煙という文化の面白さや渋み、いじましさ、そねみみたいなもんも、
ちょっとでいいから認めてやってもらえないですかねえ、嫌煙家の方々。
  ルールやらモラルなんかは精一杯守るで、ある程度は許してやってくれませんか?
JRの借金くらいはタバコ税から払っていきますんで。

<今日のオチ>
更新を終えて、ふと過去の日記のインデックスを見た。

もう五月も終わろうとしてるのに、今年の日記部分が05年。
そのすかぽんたんっぷりよりも誰も指摘してくれなかったことに泣けた。


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